内股を考える 前編
柔道で最も一本を取れる技は内股だそうです。
実際、国際大会の一本集も内股が多いですね。
背負いと違い、奥襟、差し手、背中持ち、前襟、両袖とどこを持っても入れる汎用性の高さと見た目の派手さで使う選手も多いのではないでしょうか。
うちに指導に来てくれる選手も内股が得意な方が多く良く話を聞くのですが…
津金選手(今は堀川選手)、志々目選手、波動とか言い出す某57kg級の代表選手Y選手に聞いても、どういうわけか「おりゃ、とやれば投げれる」「よく分からないけど投げてる」「波動(以下略)」と全くよくわかりませんし、レベルが高すぎて何の参考にもなりませんでした…
なので、まずは技の成り立ちから考えることにしました。
柔道で言う内股、これは元の柔術の技で「行違い」と呼ばれる技だったようで上体と下体をまさに行違いになるように反転させ腰、または足を使い相手を跳ね上げる技です。
柔道では打ち込みの際、引き出しながら軸足をつきます。
行違いは引き手を押し、釣り手を引き、同時に軸足を回してつきます。
文章で書くと分かりにくいのですが、上半身の使い方が柔道の一般的な内股とはかなり違う印象を持ちました。
とりあえず週末に行違いを試し、そこから投げる事が出来る内股を作っていければと考えています。
後半へ続く
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