陽心会館の指導方針

先日、三多摩高点試合がありました。

この大会には子供だけでなく、大人も当道場から出場しました。

大人に対して、試合後に「現役選手ですか?」と聞いた人がいたそうです。

武道家として現役か、と聞かれたら現役ですが、柔道の社会人、学生として選手をやっているかと聞かれているなら答えはNOです。

現役どころか、当道場の大人はみんな社会人になってから柔道を始めた奴が多く、キャリアが一番長くても4年以下の選手ばかりです。

では、何故勝てるか。

単純に、出稽古、指導に来てくれる選手のレベルが高いからです。

最初から無駄なことはせず、実業団から全日本、またはオリンピック選手に基礎基本を教わりました。

加えて無駄なトレーニングを省き、最初から自身の体や技に合ったトレーニングを行なって最短距離でここまできました。

女子柔道部物語という漫画があります。

実在している女子史上初めてオリンピックで金を取った選手の話なのですが、彼女は高校から柔道を始めたにも関わらず、あっというまに頂点まで駆け上がりました。

つまり、競技年数が全てでは無いのです。

陽心会館の少年部は小学生期は運動能力の向上、柔道に夢中になることを目的に指導します。

中学期で、身につけた技に磨きをかけ、自分の武器となる主軸を見つけます。

伸びるのは高校からで良い。

ルールに縛られた中で縮こまるより、高校以降で戦える体と運動能力を身につければ必ず結果は出ると思います。

そして以上のプログラムを作成するにあたり、実際にそれを行って強くなったのが陽心会館の大人達です。

三年でここまでこれる、を子供達に見せるべく、我々大人は伸びました。

その結果が今回の大会だったと思っています。

当道場は子供達に押し付け、やらせたりはしません。

結局、ENJOY JUDOが一番伸びます。

まずは三多摩地区から東京都へ向けて、陽心スタイルを発信していきましょう。

6月11日は団体戦です。

当道場は子供が少ないため、大人だけ出場する形になります。

子供達に、陽心会館の大人の強さを見せてやりましょう。

陽心会館

元、本派(正武館)陽心流柔術道場。今は柔道の道場として活動しています。 現在、当道場は女子が多く、中学生の男子が入門してくれたらいいなと思っています。 柔道、古流柔術会全体を盛り上げるべく、大学生や実業団選手など幅広い選手が来館してくれます。 世界に通用する柔道選手を育成するべく、柔道、レスリング、サンボ、柔術の全国大会経験者が指導、技術交流をはかっています。

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