「敬語」と言う護身。

月初のグランドスラム東京に始まり、先日のベスティカップにて救護班を務めてきました。


子供たちが元気よく試合し、盛り上がっている姿を見て嬉しくなると同時に「武道」としての問題点を痛感することがありました。


「敬語」を教えていない道場が多い。


我々、陽心では「敬語」は一番最初に習うべき護身技である、と教わります。


これは昔、柔術が柔道に統合される前、別の道場の別の流派同士で看板を掛けてやりあっていた時に遡ります。


仲のいい道場、流派、あるいは敬意をもって接してくる相手とは揉めず、態度が悪い、言葉や態度がでかい、などと因縁をつける、つけられて他流派とやり合わなければいけなかった時代に周りに敵を作らないすべとして敬意を持っているという事を「敬語」という形にして相手に伝えていました。


つまり、「武道」である以上、専守防衛が基本理念であり、「武道」を名乗るならば「敬語」を教えなければならない。


ですが、今の少年柔道ではどうでしょうか?


技ばかり教えて、挨拶、敬語、靴すら揃えない。


試合場を走り回る、叫ぶ。


他流派だったら「気に入らないから」と因縁をつけられるレベルです。


今が平和で、争うことが畳の上だけになってきたからこそ、「武道」として、護身の概念としての「敬語」、また礼節を持った態度の習得をさせなければならない。


今一度、全体で見直す必要がありそうです。


ちなみに、陽心会館は柔道の道場です。


ですが、私自身は講道館ではなく、正武館の流れを汲んでいます。


ルールも柔道でやっていますが、私は「陽心流」の人間であって、「講道館柔道」の出身ではありません。


ですので、私個人で言えば「年が上なだけで礼をかいた人」はすべて記憶しています。


昔のように、看板かけてやり合う時代が来るとは思えませんが、私は今でも現役で、決して柔道で使うことが無い技を未だに磨き続けています。


「敬語」を覚えましょう。




陽心会館

元、本派(正武館)陽心流柔術道場。今は柔道の道場として活動しています。 地域の青少年育成、いじめや非行に巻き込まれない強靭な体、精神をもって生きていける人材を育成することを目的にしています。 また、柔道では世界に通用する柔道選手を育成するべく、柔道、レスリング、サンボ、柔術の全国大会経験者が指導、技術交流をはかっています。

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