一本を取る練習

毎年、陽心会館では一年間の予定をたて、目標をそれぞれが宣言してから練習に入ります。

あれこれ話し合った結果、本年の目標は「投げて一本を取れる技を作る」と言う目標に。

去年一年間、少年柔道を見ていて感じたのは「二本しっかり持たない、かからないタイミングで技を出し潰れる」子が多いな、という事でした。

その為、うちの道場でも一本背負いや、一本大外などを練習したのですが、かかりもしない技を連発したり、投げつぶれが多い少年柔道に焦点を当ててしまうと組み手がしっかりしてくる高学年、中学、高校と全く勝てなくなってしまいます。

体重、体格にまかせた「巻技」も同様です。
体に恵まれているうちは勝てるでしょうが、やはり組み手の発達にともないかからなくなり、次第に勝てなくなってしまいます。

ですので、今年一年は足技の徹底、そこから大技に繋げ投げ潰れる事なくしっかりと投げ切り一本をとる。
これを目標にやっていきましょう。

そして二本持たない相手に対しては組み手を制し持たせないことを心がけていきましょう。

前に出て、二本持ち、潰れず投げ切る。

先を見据えて、しっかりとした基本を身につけましょう。

陽心会館

元、本派(正武館)陽心流柔術道場。今は柔道の道場として活動しています。 現在、当道場は女子が多く、中学生の男子が入門してくれたらいいなと思っています。 柔道、古流柔術会全体を盛り上げるべく、大学生や実業団選手など幅広い選手が来館してくれます。 世界に通用する柔道選手を育成するべく、柔道、レスリング、サンボ、柔術の全国大会経験者が指導、技術交流をはかっています。

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