自護衛柔術
柔道は柔道着を来て畳の上で行います。
剣道は剣道武具を着けて竹刀で戦います。
空手は空手着を来て練習をします。
では、実際身を守ろうと思った時はどうでしょう?
咄嗟に使えるのは空手が一番ではないかと思っています。
では、柔道で自分の身は守れないのか?
と、言うわけで近年犯罪が増えていることを踏まえて武道としての柔術の練習をしている陽心会館。
相手が道着を着ていなくても投げたり極めたり当てたりする練習を行っています。
技術体系的に、柔道は教育、精神療養の観点から当身、足に対する関節技を除外し安全に練習できる仕組みを作り上げました。
対して陽心流柔術には自衛、護衛術として当身、そして当身からの投げ、組んでからの投げに加えて組んだ状態からの当身(組打ち)があります。
具体的には肘や膝、肩、頭、背中を独特な踏み込みを行なって相手に叩きつける技が多く、これは投げ技を施す際にも投げ力や決めの強さに繋がっています。
そして柔道という競技を行う道着着用の練習の他に護身、護衛のための練習として普段着での稽古を行うことにより武道としての柔術も後世に伝えていきたいと考えています。
何かあった時に自分の身を守れる。
誰かを助けることができる。
そして、加減を間違えず相手を必要以上に痛めつけることがないよう今のうちに力の使い方を覚えましょう。
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