日本人の特色なのか?
本日の男女混合団体戦をもって、オリンピック柔道は終了しました。
選手の皆様、お疲れ様でした。
渡名喜選手、芳田選手もメダルおめでとうございます。
さて、本日の男女混合団体の決勝、フランス戦を実家で見ていた時のこと。
私の父(柔道未経験者)が、日本人選手は釣り手、引き手を持っているのに技をかけないといった話をしていました。
多分柔道をやったことがない人からすると二本持っていれば技をかけれると思っているのだということがよく分かりました。
相四つ、喧嘩四つ、また自身が得意な技、相手が得意な技によって持つ場所、持たせる場所が変わり駆け引きをするのが柔道です。
ガーッといってガシッと持ってバシッと投げる、なんていうのはレベル差が相当ないと無理です。
後、柔よく剛を制す、と言ってる人もよく見ます。
何もやってないデカイやつを柔道やってる小さい人が投げることは可能ですが相手は国を代表するような選手です。同じ柔道同士そんな簡単には行きません。
ですので、相手に良い場所を持たせず良い場所を持ち、技をかけるための組み手争いが大事になっていきます。
特に軽量級はまともに組み合うことが少なく、2本まともに持てる時間が二秒くらいしかないそうです。
そして組み手も各選手癖があり、対日本人ように工夫し対策を練って外国人選手が向かってくるわけです。
つまり、代表選手は日本の御家芸だからといって簡単に勝っているわけではなく、力が強い上に年々レベルが上がっていく外国人選手に対して並々ならぬ工夫と努力、そして日本人からのプレッシャーに耐えながら戦っているのです。
長く書きましたが何が言いたいかというと未経験者やかじった程度であれこれ言うのではなく「ちゃんとやってみてから論評すること」を心がけて欲しいです。
ただ、上記したことがわかりにくいから人気が低迷しているのかもしれませんが、見ただけでは分からないことが沢山あります。
ですので、否定するのではなく、理由を考え察する気持ちが大切です。
陽心会館門下生も自他共栄の言葉と共に相察し合う能力を身につけましょう。
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