先を見た柔道を

最近、コロナの影響で中止になっていた少年柔道の大会も再開され始めましたね。

画像配信のお陰で色々な試合が見れて勉強になる反面、かけ逃げをとられてもおかしくない背負い投げ?の応酬からの旗判定や、体重に任せた巻き技ばかりが目立ってきているように思います。

中にはしっかりと組んで技を出したり、組み手の駆け引きから試合をコントロールしている子もいるのですが殆どが膝から潰れて横に入る背負いばかりだったように感じました。

確かにかけ逃げ柔道は小学生までは勝てるのですが、筋力がついてくる高学年から、絞め技が出てくる中学生になるとやはりしっかり組んで足技から崩して投げる能力が必要になってきます。

そういった足技は長い年月をかけてタイミングを覚える為、すぐには結果には繋がりませんが先に行って必ず必要になります。

寝技も同様です。反復履習あるのみ。

勝ったほうが楽しいでしょうし、勝つに越したことは無いのですが、基礎基本があって、日々こなした事が結果として出る、といった勝ち方をしたいですね。

目先にとらわれず、我々は先に生きる柔道を心がけましょう。


陽心会館

元、本派(正武館)陽心流柔術道場。今は柔道の道場として活動しています。 地域の青少年育成、いじめや非行に巻き込まれない強靭な体、精神をもって生きていける人材を育成することを目的にしています。 また、柔道では世界に通用する柔道選手を育成するべく、柔道、レスリング、サンボ、柔術の全国大会経験者が指導、技術交流をはかっています。

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