背負い投げ
暑い日が続きますね。
本日11日も個人練習がありました。
大人、子供合わせて9人の参加者があちーあちー言いながら稽古をしてました。
さて、本日はタイトル通り背負い投げの話です。
柔道を始めると、まず間違いなく最初に教わるであろうこの技。
引き手を引き、釣り手を使いスペースを作り、そこに足さばきで体を入れて担ぐようにして投げる柔道を代表する技の一つ。
出稽古先や、試合でも度々みるこの技ですが当道場ではこれを教える子と教えない子がいます。
背負い投げに関しては、当道場の指導員である赤川先生の得意技の一つです。
赤川先生曰く、背負い投げは手足が長く、背が高い子には向かない技だそうで比較的ひょろ長い子にはあまり教えません。
背が高い場合、相手の正面に入る時膝を使い、低く沈みこんでから技をかける必要があります。
これをやると、体幹、脚力に乏しい子は両膝から畳に崩れ、俗に言う膝付きの背負い投げになってしまいます。
少年柔道では、現在膝付きの背負い投げは禁止されています。
ですが、上で述べたように背に差がある場合どうしても膝付きになる場合が多いのです。
立ち背負いならば問題無いのでしょうが、立ち背負いも担ぎ上げるのにかなりの力を使います。
昔の子供達のように、木に登るわけでもなく、走り回るわけでもない今の子供達では中々難しいと思います。
大人が出る国際大会でも、背負い投げを得意とする選手をあまり見かけなくなりました。
タイミングを習得し、崩し、技に入るまでに長い年月がかかる技だからじゃないか、と赤川先生は言います。
よく子供に「タイミングで入れ」などというアドバイスが飛んでいるのを聞きますが、恐らく其の方達は実際に背負い投げに入れないか、現在の子供の筋力を把握出来ていないのではないでしょうか。
当道場では、怪我の予防や発育面を考え、子供の体格に合わせた技を指導して行きましょう。
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