武道家なのか、スポーツマンなのか
Yahooニュースのトップページに、柔道選手の問題行動が挙げられていました。
賛否両論あるとは思いますが、自身は選手のまわりにちゃんと怒ってあげられる大人がいなかったのでは無いかと考えています。
近年、柔道家、または元柔道家、指導者や部活動による事故などSNSの普及により昔より良く目につくようになってきました。
昔、自身が現役だったころにあった締め落とす指導であったり、試合中平手を打たれたり、練習中蹴られたり、寝坊、遅刻で坊主にされたり。
このあたりは今では大問題になります。
ただ、自身があまり真面目なタイプではなかった為上記の指導?を良く受けました。結果、武道の外側に出て社会人としてやっている今、それなりに人に認めてもらえたり、下の者の面倒を見るということが出来るようになったと今では思えます。
決して暴力やパワハラを正当化するつもりはありませんが、怒られるのが嫌で真面目になりました。
時代の流れか、怒り方を問われるようになり中には本当に反省しているのか分からないまま有耶無耶になってしまい、それが大人になっても抜けずに行動してしまう。
今はそう言った意味で、厳しく指導を受けたり注意を受けたことが無いまま強くなった選手が多いのでしょうか。
自身は、柔道は武道だと子供達に教えています。
武道は礼に始まり、礼に終わります。
それに伴い、挨拶、言葉づかい、上下関係をはじめとする周りを見る能力を養うよう言葉かけを行なっています。
強ければ良い、で通用するのは現役の間だけです。引退してからの方が人生は長く、武道が無ければ何もない人間になってしまいます。
時代に伴い、色々と指導しにくい世の中になってきました。
ですが、しっかりした大人を育てるために我々指導者も伝え方を考え、学んでいく必要があるのかもしれません。
陽心会館も、次の世代を育てられる人材を増やせるように頑張っていきましょう。
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