クロスグリップ
柔道では右組なら左手で袖、右手は襟、または奥襟と組み方が大体決まっています。
左組ならこの逆です。
自分は元々柔術出身の影響か、あまり組み手を気にせず技に入ります。
例えば、右手で右袖、左手で肩越しに帯を掴んで左右腰技に入ったり、左手で相手の右襟を掴んだまま、右手で前帯を指して担いだりと柔道経験者からは考えられない方法で投げ技を施すのでビックリされることが多いいです。
この変則組み手をクロスグリップと呼ぶようです。
実際柔道でも数秒はこの形になることが認められています。
にも関わらず、あまり日本人でやる人は少ないです。
ジョージアやフランス、ロシア人柔道家は割と色々な組み手から技を出すのに対し、日本は基本的な組み方を重視するあまり、技に個性が出にくい気がします。
基本は大事です。
基本をしっかりと行った上で変則にも対応する。
応用力や意外性を身につけることで多様性を出していきたいですね。
高校生以上の門下生は今の機会に変則技に挑戦するのも良いかもしれません。
前にも書きましたが、普通にやっていては追いつけません。
創意工夫を持って、練習に当たりましょう。
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