背負い投げプライオメトリクス

体の強さはどの競技でも重要です。

ただ、格闘技や野球でも、筋肉をつけただけではパンチ力やキック力、打球を遠くに飛ばすことや速く投げることはできません。

短距離走なんかも同じです。

筋肉的に100mを10秒で走れる体であったとしても、10秒で走ることを覚え込ませないと速くは走れません。

柔道でよく聞く「投げ力」がこれに当たるのではないでしょうか?

特に背負い投げ。

子供のころから全柔道家が練習するにも関わらず、使いこなしている選手はあまりいません。

野球の球速を出すメカニズムはだいぶ解明され、今では中学生ですら150kmを投げる時代になりました。

球の速い選手の特徴を研究し、筋肉的統計を取り、メカニックを作り上げた結果でしょう。

これを、柔道、背負い投げでやりたい。

野球でも球速の向上に伴い、肩や肘の怪我が減ってきました。正しいフォーム、トレーニングが普及してきたからです。

背負い投げは肘を痛める子が多く、まだメカニックが解明されていない部分が多いように感じます。

幸いなことに我々の周りには田嶋選手、込山選手をはじめ背負い投げの名手が多くいます。

選手の動画から統計をとり、昔のツテを使い動作解析を行い、背負い投げを強化、怪我をしないフォームを作るためのプライオメトリクストレーニングの試作品が完成しました。

これをコウキと二人で毎日こなし、凄い背負い投げを作りたい。

この間の試合でも一回決まった背負い投げをいつでも出せるようにコツコツこなしています。

形として見せられるようになったら門下生LINEにアップするのでみんなもやってみてください。

ちなみに、カホは例外。

田嶋選手が言うには、カホの背負い落としはあの形で成立しているらしく誰かがいじって変えて良い代物では無いらしい。

もしもやるなら右組で練習してください。

形が狂ったらもったいないからね。

陽心会館

元、本派(正武館)陽心流柔術道場。今は柔道の道場として活動しています。 現在、当道場は女子が多く、中学生の男子が入門してくれたらいいなと思っています。 柔道、古流柔術会全体を盛り上げるべく、大学生や実業団選手など幅広い選手が来館してくれます。 世界に通用する柔道選手を育成するべく、柔道、レスリング、サンボ、柔術の全国大会経験者が指導、技術交流をはかっています。

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